ホワイトデーのお話(詠羅さんとのコラボ企画)

時期はバレンタインから1ヶ月になろうとしてる頃だった。

バレンタインもそうだったが、来たるホワイトデーは何を作るかなーと、
夕飯の買い出しに赴きながら考えていた。

そんな時、街灯の下で偶然目に留まった1人の男。

翼も光輪もないことから、エミル族であることは明白だった。

茶色い髪にハッキリとした顔立ち、
白を基調とした服装、(少々小柄ながら)しっかりとした身体つき。

俺からすれば、どんな人間もそこまで差は感じない。所詮は「人間」なのだから。

しかしその男は違った。一目見て、そう思った。

その男から感じたのは「人ならざる何か」の気配、
そしてそれ以上に「人を引き付けるオーラ」…とでも、言っておこう。

俺はその男を「面白い」と、その時から興味を持ち始めた。

そんな男を見ていると、雑誌を片手に遠い目をしているように感じた。

あの男は…何か、悩んでる…?

俺はビブリア程ではないけど、それでも結構気まぐれな性格だ。

興味があった、ただそれだけの理由で、俺はその男…キリヤナギに話し掛けたんだ。


「ごきげんよう、迷える子羊よ」


…開口一番、なんでこんな話し方なのか?

今の俺は、タイタニア族をベースに肉体を持つ冒険者、JOBはナイト。

だがそれ以前に、俺はドミニオン界の土地神である。

たまには神様らしく振る舞わなくてはな、神としての威厳や存在が保てない。

…これ真面目な話だからな?あぁ分かってる、お前も大事な信者だもんな。

でも、信者は多いに越したことはないってもんだ。

奴は俺が声を掛けると、最初は混乱したように、

「あの……、僕は、エミル・ガーディアンのキリヤナギです。
治安維持部隊の総隊長をしています。失礼ですが、貴方は……?」

と、自己紹介をしてくれた。混乱はしつつも礼儀正しい。

だが俺はお構いなしに、俺が神であること、
そして悩みがあるなら相談に乗る、という旨を伝えた。

…俺が神であると名乗った時、苦い顔をしたのは大目に見てやろう。

しかし余計に混乱させてしまったのか、中々返答が返ってこない。

まぁ、その気になれば心や記憶を覗いて悩みを知ることも出来た。

でも初対面でそれをするのもあれだ。なので念の為にもう1度、

「悩んでいるのだろう? さぁこの神に話してみよ」

と、声を掛けた。…うっせ、偉そうとか言うな実際偉いんだよ!

…コホンッ。とにかく、だ。

どう返答したら良いか分からない、という様子のキリヤナギ。

このままではキリがない。そこで俺は、

「ホワイトデーのお返しに悩んでいるようだが、お前は料理が苦手か。複雑だな」

と、言った。奴は一瞬、驚いたように俺を見た。

驚くのは無理もない。今思えば、心を見透かされた訳だからな。

…実際はどうなのかって?

持っていた雑誌がチョコレートのカタログだったことから推測し、
そうではないか、とカマを掛けた。

実際、そのカマは見事に掛かった訳だ。

それならば、と俺は奴に「手作りのお返し」を勧めることにした。

ホワイトデーはバレンタインに貰ったお菓子や気持ちに対し、
感謝や返事を送る大事な日。

食べる相手を想い、時間を掛けて想いを込めて、食べて貰い想いを届ける。

その一瞬の幸せが、料理にはあるのだと俺は考える。

これは俺の勝手な持論だが…なんとなく。そう、本当になんとなくだが、
俺はキリヤナギにはこの持論、そしてお返しについての想いを訴えたくなった。

最初は渋っていたが、少し挑発してみれば…すぐに話に乗ってきた。

「僕は進んでやらないだけで、料理もやろうと思えばできます。
その上で執事がやることを雇い主がやるのは、仕事を取り上げる事になりかねない」

そこまで言うのなら、と俺はある提案をした。

俺は一週間の期限を与え、奴にクッキーを作るように言った。

少々強引だったかもしれないが、奴はその提案を承諾した。

ますます面白い奴だ、と思った。

挑発したのは俺だが、ここまで乗って来るとは思わなかった。

話が決まった所で、俺はその場を後にした。

「神は挑発的な言い方はしたが常にお前の味方だ。それは忘れるなよ」

そんな一言を残して、な。





かんぱにーに顔を出したり、露店を覗いてみたり、
いい素材を探しに遠出する時もあれば、家でのんびり過ごす時もある。

器があるだけで、体感時間というのは大きく違うものだ。

これだけのことで、1日があっという間に終わってしまう。

今日もそんな気まぐれに、着の身着のままに過ごし、あっという間に日が暮れる。

そろそろ戻るか…。そう思いながら、家へと向かっている時だった。

以前にあの男と出会った街灯の下で、不意に俺は立ち止まった。

そよ風程度の風と一緒に、微かに甘い匂いがした。

この匂いは…

「こんばんは」

声のした方を向けば、そこに居たのはキリヤナギだった。

その手には袋があり、どうやら甘い匂いはここかららしい。

…うむ、間違いない。これはクッキーだな。

しかし、予想以上に早いな。…あれからすぐに実践してくれるとはな。

俺の言葉が届いたような気がして、なんだか少し嬉しかった。

まだうまくできない、と奴は言っていたが、それでも構わない、
と、俺はその手にあるクッキーを所望した。

些か不安そうに見つめながら、男はクッキーを手渡してきた。

「ふむ、見た目は悪くない」

袋から取り出したクッキーは型崩れもほとんど見られない、
実に美味しそうなクッキーだ。

見た目は合格だな…さて、味はどんなものだ…?

俺はクッキーをゆっくり口へと運んだ。

………。

「不味いな」

「……はい」

我ながら容赦ないと思う。向こうも自覚があったらしく、素直に受け止めたらしい。

正確には「不味い」のではなく、「物足りない」が正しいがな。

ダイエット用のものならともかく、普通のクッキーであれば甘さが足りない。

牛乳にこの間のギンモクセイ酒を少し加えてこのクッキーを漬け込んで、
カスタードクリームと一緒にグラスに詰めて、コーヒーパウダーを仕上げに
ティラミスにしたら美味そうだが…いや、活用案考えてどうすんだよ!

そんな誰にとも分からないことを胸の内に秘めつつ、
気を取り直して俺はクッキーの感想を述べた。

甘さが足りない。何かトッピングが欲しいところだ。
そして、やはり料理は素人なのだろう、と。

図星だったのか、奴は言葉を詰まらせ、俺から目を逸らす。

料理に関して素人であることは始めから分かっていたので、
そこまで気にはしていないし責めるつもりもない。

それに、

「だが、作れる事に対しては嘘ではなかった。以前の言葉を撤回しよう」

「不味い」のではなく「物足りない」のであれば、それは些細な失敗。

料理が出来る、という言葉は嘘ではない。

…そういう事に、しておこう。神は寛大だからな。

意外そうな顔をするキリヤナギを横目に、俺は更なる提案をする。

提案とは…そう、俺が直々に作り方を教える、だ。

料理も戦闘も、経験は多い方が良いだろうからな。

場所は…道具なんかもあるし、ウチで良いだろう。

…家主に無断で約束したことは、悪かったと思ってるぞ。いや、マジで。
(※後程、家主にこっ酷く怒られました)

「……わかりました。よろしくお願いします」

男は俺の提案を素直に承諾した。うむ、素直なことはいいことだ。

では、また明日に。と、言おうと思った時だ。

キリヤナギの背後から、別の人物の声がした。

先程から後ろに控えているな、とは思っていたが、そこには
黒髪に眼帯、ホークアイの職服に身を包んだ長身の男がいた。

キリヤナギはその男をグランジ、と呼んでいた。

…なるほど、主と従者の関係か。

この男も相当に鍛えられてるらしい。身体の軸は一向にブレることはなく、
警戒を怠ることなくこちら側を見ている。

…しかし、グランジとかいうこの男、なんか見てると修行だとかで
家を空けてるゾリューシュカを思い出す。

アイツ、ちゃんと飯食ってるかなぁ?

「グランジ、大丈夫だよ。この人は僕の神様だから……」

そんなことを考えてる間に、奴は警戒する従者への補足をしてくれていたらしい。

しかし「僕の神様」か…ビブリアにとっての神であれれば良い、
そう考えて過ごしてきたからか…この言葉は妙にくすぐったいものだ。

俺に敵意がないことが分かると、従者の男は静かに一歩引く。

そして話は、先程の提案に戻る。キリヤナギは、

「神様、グランジは僕の従者なので一緒にきてもいいですか?」

と、従者の同伴を求めてきた。なので俺は、

「構わないぞ。1人ではつまらないからな」

と、無論ながらに承諾した。

そうなると…明日の夕飯、多めに用意するかな。




更に次の日のことだ。

掃除用のクロスを片手にキッチンの流し台を掃除し、
ボウルや計量カップといった必要な道具を並べ、
夕飯用の食材の在庫確認をする。

…よし。掃除は普段からしてるからそこまで必要じゃなかったし、
道具も準備OK。夕飯も、昨日から作り置きしてた
ロールキャベツもあるし、あとは煮込んだり副菜を用意すれば良い。

時間も良い頃合いだ、そろそろ向かうとするか…。

一通りの準備を終えた俺は、少しそわそわしながら家を出た。

向かうはお決まりの街灯の下。

街灯の下へ到着すると、そこで俺はあの男を待つ。

とりあえず俺は、まず料理するのが好きなので料理がしたい。

その機会があるだけでも楽しみだが、更に今回は信者と共に、である。

この胸躍る高揚感、何百年ぶりくらいだろうな?

………おっ、来たな。あの2人、身長差もあるからか街中だと割と目立つなぁ。

少し日が暮れ始めた頃、キリヤナギとグランジがやって来た。

俺は簡単に挨拶をすると、早速2人を飛空庭へと案内した。

上がって早々にキッチンへ向かうつもりだった。が、

「エラトス神、戻られていたのですか?」

不意に聞こえたドアの音。そして、聞き馴染んだ声と呼び方。

声のした方を向けば、そこにはよく知る2人の人物。
1人は俺自らが導き、DEMへと転生させたダンビュライトの姿が。

そして、この飛空庭の家主にして店主、
手塩にかけて育てた大事な娘、ビブリアも一緒だった…。

普段通りに接したいところだが、信者の手前そうもいかん。

俺は神様口調を維持しつつ、来客を招いてキッチンを使うことを伝えた。

2人もどうやら、これから外出するらしい。

「夜には戻るから、お留守番お願いね」

何食わぬ顔でそれだけ言うと、ビブリアとダンビュライトは出口へ向かう。

…考えすぎだったか。嫌な予感がしたのだが、何事もないようだ。

見送りの言葉を掛けて、2人が出て行くのを見送る。

…筈だった。が、ビブリアはすれ違い際に耳元で囁いた。

「今回は大目に見るけど、此処での身勝手は程々にね…?」

そして、そのまま何事の無いかのように庭を後にした。

…やべぇ、目が笑ってなかった。

「エラトスさん?」

内心焦る中、不意に呼ばれてハッと我に返る。

キリヤナギは不思議そうに俺の名前を呼び、不思議そうに見詰めてくる。

…そうか、俺からは名乗ってなかったな。

このエラトスという名前も、冒険者として生活するうえで使う
言わば「偽名」ではあるが。

俺は簡単に、今現在の冒険者としての俺の自己紹介、
本来はドミニオン界を守護する土地神であること、
気付くと人の姿であったこと、そして今は此処で暮らしていることを伝えた。

流石に嫌でも分かるが、やはり奴を混乱させたらしい。

話についていけない、と顔に書いてある。

それでも俺は話し続けた。

神は人から望まれ、そこに存在を許されるのだ、と。

「じゃあ、信じる人が……いなくなったら?」

なんて奴は心配そうに尋ねてきたが、どうだろうな。

それは俺にも未知の領域。神とて、知らないことはあるってことだ。

それに、そんなことはどうだっていい。俺がやることは変わらない。

たった1人でも、俺を望み、信じる者が居るのなら、そいつの為に力を尽くそう。

「キリヤナギ。お前が私を神だと信じるならな」




…もう、二度と差し伸ばされた手を掴み損ねない為に。





気を取り直し、本題のクッキー作りを始めることにした。

奴が持参した材料とエプロンを準備し、レシピを探してる間、
俺は俺でクッキーを作り始めることに…なんだよ、話の途中で遮るなよ。

ん?目の前で実演したのか?当たり前だろ、その為に呼んだんだから。

…どんな手順だったのか?変なこと聞くなー…ふっ、しかし、そこは俺の予想通り。

こんなこともあろうかと、事前にレシピを書き起こしてー…って、Σあぁーっ!?

何で斜線引くんだよーっ!!あー…折角用意したのにひっでーなぁ…

こんな常識外れなレシピ、公に出来ない?え、何か変だったか?


~クッキーの作り方~
材料:巨麦粉、砂糖、バター

1.まず始めに「チャージストライク」で巨麦粉のムラを無くし、
  そこに砂糖と溶かしたバターを加える。
2.菜箸などの材料を混ぜやすい道具を装備し、「スピアサイクロン」でよく混ぜる。
3.均等に混ざったら、「ブロウ」で弾力が出るまでこね、生地を完成させる。
4.生地が完成したら、「衝撃波」で均等な厚みになるよう生地を引き延ばす。
5.生地を型で抜いたり包丁で切る等し、クッキーの形を形成する。
6.シートを敷いたトレーに、間隔をあけてクッキーを並べる。
7.炎のコロンを使用した武器(刺剣がオススメ)を構え、
  クッキーの表面ギリギリに「ライトニングスピア」をし、焼き上げる。
8.粗熱が取れたら完成。お好みでトッピングをしても良し。




まぁでも、流石に素人がただ見せただけで作れるわけはないからな。

そこはちゃんと、分量の割合や作業の目安なんかを教えたつもりだ。

…そうそう、クッキーの型を持参したのは驚いたな。アレ、俺も欲しいくらいだ。

なんて発見をしつつ、従者グランジが見つめる中、
俺達のクッキー作りは順調に進んでいった。

出ていた2人が戻ってきたのは、そのクッキーを今まさに焼き始めた時だった。

家の中ってこともあって、普通にオーブンで焼いたからな?

その後は知っての通り、クッキーを焼く合間に夕飯の用意を進めていた俺は、
客人2人も含める全員分の食事を準備した。

そして夕飯の途中で焼き上がったクッキーは、食後のデザートも兼ねて
全員で試食した、という訳だ。

俺が作ってる以上、失敗することはまずないが、
それでも予想以上に美味しい、とキリヤナギは思ったらしい。

食べた直後、驚きと感動が顔に出ていたぞ。

そんなキリヤナギは、試食を堪能するとテキパキと帰宅の準備を始めた。

俺は今回の体験や書き記したメモ、そして記憶として残るだろう味、
これらの経験を活かし、残り短い期限の中で納得のいく一品を作れるよう、
細やかながらの鼓舞と、そして楽しいひと時だったことを伝え、
いつもの街灯の下で、彼等の帰りを見送った。





そして同時に、心に穴が開いたような違和感を感じた。








時間は何時だったのか、それすらも覚えていない。

気が付くと、俺は1人ウテナ湖に来ていた。

仕事でも、修行でも、依頼でもなく、理由無きままに訪れた。

…あぁ、訂正しよう。訪れた理由はあった。

この場所は、俺が祀られてた湖と少し似てるような気がする。

だから、懐かしさに駆られて、無意識に引き寄せられたのかもしれない。

今は無き、俺が土地神として見守ってきた世界。

その世界を見続けてきた、俺の湖(せかい)。

しかし、その見守る世界が無くなった今、その湖も役目を果たせない。

そして俺自身もそう…土地神としては、もう役目など終わっているのだ。

約束の為、そしてあの子と共に居たいと、自らこちら側へ来た事に後悔はない。

それこそ、土地神という立場を捨て、自らの消滅さえも覚悟した程だ。

だがどうだ、実際は人の姿を持つことを許され、尚且つ土地神でもある。

信者など、もういないに等しい筈なのに。

どうして俺は、生かされているのか。

何故、俺はこのような中途半端な存在になったのか。

なんで…いつから、俺はこんな風になってしまったのか。

自分で自分が理解出来なくなる、意思が纏まらない、

怒りとも悲しみとも憎しみとも妬みとも恨みとも虚無感とも、

どれとも違う感情が渦巻く、

進むことも止まることも戻ることも変わることも、

何も出来ない叶わない

話す事でもない、話したところでどうにもならないこの想い。

その想いを、俺が延々と渦巻かせていた時だった。

カサッ、と草の音が耳に届く。

…俺は振り返ることはせず、意識だけをそちらに向ける。

出会って1週間にも満たないが、それでも共に過ごした時間は大きい。

俺を知っていて、神を名乗るような俺を探す人の良さ。

そして、嫌になる程に染み付いた、甘く香ばしいクッキーの匂い。

少なくとも俺には、これらに該当する人間に1人しか心当たりがない。

怒ってるのか気を使ってるのかは、何も言わないままに、
奴は…キリヤナギは、静かに俺の隣に腰掛けた。

俺から話を切り出せば、奴は怒ることも誤魔化すこともせず、
淡々と語ってくれた。

俺を探すのに苦労したこと。

ナビゲーションデバイス※が繋がらなかったこと。
(※各世界の人口の9割が所持している高性能電子端末(ECO世界におけるスマホ)。
 JKな奴ら2nd!!世界観設定より参照)

ビブリアが心配していたこと。

それらを一通り語り終わると、男は俺に尋ねた。

「……何故、こんな場所に?」

…と。

「少し考えたい事があった」

…我ながら不思議なものだ、意識はしていなかった。

だが、無意識のうちに勝手に口が動き、俺は語った。

この渦巻く想いについて、そう想ったきっかけについて、
きっかけが、あの時の一言にあったことを。

俺の言葉を聞くと、男は自分を責めるような表情を見せていたので、
誤解の無いよう訂正を入れる。

別に怒っている訳ではない。

怒りなどではなく…そう、ただ「疑問」だっただけだ。

俺は、俺自身が何なのか、自分自身の存在が疑問だったのだ。

そんな俺に、きっと奴は掛ける言葉が見つからなかっただけなのだろう。

たった一言、キリヤナギは呟いた。


「神様……」


そこで俺は気付いた。

そうだ。今の姿形は関係ない。

俺は、土地を守護せし神である。

そして、そんな俺を「神様」と認識し、呼び掛ける者が居る。

俺が俺(かみ)である理由、それにこれ以上の理由が必要だろうか。

「……そうだな。私は神だ」

落としていた目線を上げ、身体ごと隣に座るキリヤナギへと向ける。

そして、吹っ切れた俺は、奴にこう宣言した。


「信者キリヤナギ、今日より俺は、
 冥界の土地神から、アクロポリスの土地神に鞍替えをする」


この言葉に、男が目を丸くしたのを今でもよーく覚えている。

どうせ今は野良の神様みたいなもんだ、だったら良いじゃないか。

俺を信じる者が居る。その者の為に、その者の守るものを見守ろう。

誰かを護るこの騎士を、俺は見守ってみたいと思った。

故に、俺に迷いは無かった。

「分かりました。神様、アクロポリスをお願いします」

今度は言葉を詰まらせることなく、真っ直ぐと返答が返ってきた。

その、確かに「俺」を見詰める瞳に誓うとしよう。



俺は、この信仰とも友情とも慈悲とも違う、

しかし確かな「想い」に応え、未来を歩むこの土地の民を見守ろう。

存在が朽ち果て、消え去るその一瞬まで、な…。









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エラトス「…と、報告はこんなところか?」

エラトス顔1
エラトス「あとは知っての通り、話を終えた後、送り届けられる形に無事に帰宅
     そして約束の期限の日、無事に奴はクッキーを完成させた。以上」

ビブリア顔1
ビブリア「はーい、お疲れ様。…うん、あとはこれをもう少し纏めればいいかな?
     …でも、実際心配はしたんだよ神様
     私もこの前、皆に黙って出掛けたから強くは言えないけど」

エラトス顔1
エラトス「神様だって悩んでるってことだ。まぁ、お互い程々にしないとなー」

ビブリア顔2
ビブリア「…ねぇ、神様。どっちの神様が本当の神様なの?」

エラトス顔2
エラトス「…? どっち、ってのは?」

ビブリア顔1
ビブリア「今みたいに砕けた感じの…言ってしまえば『人間臭い』神様と、
     あの人の前で見せてた『土地神として』の神様、
     どっちの顔が、神様が神様らしくいられている時なのかなって」

エラトス顔7
エラトス「お前本当に鋭いよなぁ…どっちも俺だよ
     冒険者としての俺も、土地神としての俺も、家族としての俺も、
     どれも俺であって、そこには差なんてありはしない
     年上に敬語を使う感覚と一緒だな」

ビブリア顔1
ビブリア「なるほどね…。じゃあ次だけど、神様…その、割と重要だと思うけど
     …鞍帰りって、ホントにやるの…そもそも、出来るの?」

エラトス顔2
エラトス「あーそれなー…。それがな、ダメもとではあったが
     上位神に了解を貰いに行ってみたんだ。断られたら無断で居座る気構えで」

ビブリア顔2
ビブリア「なーにやってんだか、このバカミ様は」

エラトス顔2
エラトス「変な呼び方すんな!…で、だ。そこからは俺も予想外の言葉が返ってきてな
    『アクロポリスもだが、ドミニオン世界も
     どうせ今そこまで神は必要とされてないし、
     もう2つともお前に任せるわ。
     影響が出ない程度に好きにしなー』…って、WでOK貰った」

ビブリア顔4
ビブリア「神の世界ブランク過ぎんだろ!!」

エラトス顔3
エラトス「神も千差万別、十人十色だからなーはっはっはっ!」

チーンッ

エラトス顔1
エラトス「おっ、焼き上がったな」

自分の趣味でやるには珍しく、ちょっとレトロな薪のオーブン。

その重い扉を開くと、部屋中に漂う嗅ぎ慣れた筈の、
でも懐かしさを覚える甘い焼き菓子の匂い。

奴は無事に、渡すことが出来ただろうか。

想いを、気持ちを、しっかりその手で込めたものを。

そんな些細なことを考えながら、俺は焼きたてのクッキーを口に運ぶ。





~あとがき~

久々の更新、そしてにも係わらずの長文…!
重ね重ね、申し訳ありませんm(__)m

今回は我らが神様、エラトスのお話でした。
ふふふ、季節ものを書くのもそうですが…今回、素敵なことに
よその子さんとのコラボが実現!!感激です!!(´;ω;`)
詠羅さんと、詠羅さん宅のキリヤナギさんと共演させて頂きました!
↓コチラより、side違いのお話が読めます。うちの子も出てるので是非読んで!(
JKな奴ら2nd!!
まさか、お気に入りイリスカード「アクロポリスのガーディアン」さんと
共演する日が来るなんて…詠羅さん、本当にありがとうございました!!

これを機に、お友達なんかとも共演できないかなぁ…なんて|д゚)
さてさて、流石にもう長くなり過ぎてしまいますね…;
今回のコラボ、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです(*´ω`*)
是非是非、感想なども頂けると泣いて叫んで転がって喜びます(
その際は、是非とも「JKな奴ら2nd!!」さんへもお忘れなきようお願い致します(笑)

それでは今回はこれにて!読んで頂きありがとうございました!!
そして改めまして、詠羅さん!本当にお世話になりっぱなしでしたが
ありがとうございます!素敵で楽しい企画を、ありがとうございましたーヾ(*´∀`*)ノ
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その瞳に見えるもの、見えないもの(「気持ちの投影」つづき)


「故郷…ドミニオン界に帰ったんだよ」



ビュート顔3
ビュート「………故郷、ですか?」

エラトス顔1
エラトス「あぁ。それでだn「…ょ」んっ?」

ギーゴ顔4
ギーゴ「アンタ、見損なったよ!大事な娘が実家に帰っちまったってのに、
    なんだってそんなに呑気なんだい!一大事だろ、
    探すなり迎えに行くなりしたらどうなのさ!!」

エラトス顔2
エラトス「はぃ?いや、あのなギーゴこれはだな」

アスモ顔1
アスモデウス「…ビブリア様…私、何か気に障ることをしてしまったのですか…
       捨てられてしまったのですか…私では力不足だったのですか…
       顔も見たくない、ということなのですか…」

エラトス顔2
エラトス「おいアスモデウス…?ちょっと落ち着けって」

ヤタガラス顔4
ヤタガラス「なんたることだ…!俺の導きが足りなかったばかりに、このような…」

エラトス顔2
エラトス「ヤタガラスお前もか、だから冷静にだな」

イザナミ顔5
イザナミ「ふ…ふふ…ふふふっ…主様が、主様が妾を置いて行くなど…
     いくらお義父様と言えど、冗談が過ぎれば斬りますよ…?」

エラトス顔4
エラトス「おいやめろ刀を向けるな!話を聞けお前ら!これはだな…」

キャス顔4
キャスター「うっ、うっ…ビブリア…もう、帰ってこないの…?
      まだキャスター…教わりたいこと、いっぱいあるのに…グスッ」

ダンプティ顔4
アリアドネ「ご主人傷付けたのか!だからご主人いないのか!
      ご主人にひどいことするなら許さないからなっ!!」

エラトス顔2
エラトス「あーもーチビ達まで登場かよ…頼むから話を聞けって…
     いいかビブリアは帰ったには帰ったが…おい、何で武器を構えてるんだ
     待て何でこっちに近づくんだちょ、おちつk…」










『里帰り?』


エラトス顔2
エラトス「そーだよ…元々、年に1回か2回くらいか?定期的に里帰りしてんだよ
     今ではエミル世界からドミニオン界まではすぐに行き来できるし、
     用事そのものはすぐに済むから、今日中には戻るだろうな」

ビュート顔2
ビュート「そうでしたか!それを聞きましてこのダンビュライト、安心致しました」

イザナミ顔4
イザナミ「そうでしたら、もっと早くに仰ってくれれば良かったものを…
     お義父様もお人が悪いですね」

エラトス顔4
エラトス「俺は悪くねぇっ!!」

キャス顔1
キャスター「…ビブリア、何しに行ってるの…?」

エラトス顔2
エラトス「…あぁ。なーに、そんな大したことじゃないさ。ただの」









「墓参りさ。覚えてない両親の、な」










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「覚えてない、っていうのは…どういう意味だい?」

「そのままの意味さ。アイツは両親の記憶がないんだよ
 顔も、声も、名前も、何処に居たのか、何処で離ればなれになったのか、
 そして何処でその命尽きたのか、その原因も、とにかく何1つ覚えてないんだ」

「しかし、それでは目的地に赴くことも叶わぬのではないのか?」

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「…ちょっとした伝手があってだな。戦争の果てに
 多くの同族の眠る墓地がある、という情報は掴んでる
 本当にそこにアイツの両親がいるのか、そこまでは教えて貰ってないが
 行き方を書き記した日記を頼りに、毎年其処へ赴いてる…とだけ言っておこう」

「それでしたら、荷物持ちとして私もご一緒しましたのに…」

「バーロー。墓参りは遠足じゃないんだ、そんな大人数で行けるかよ
 それに…これはビブリアの事情であって、俺を含む他人が
 勝手に踏み込んでいいことじゃない。決めるのはアイツだ
 アイツが1人がいい、と言うならそうさせてやってくれ
 …たまには、洗い浚い話したいんだとさ」







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「ふぅっ…やっと着いた…」

「今年はちょっと来るのが早かったかな?ゴメンね、急に
 ちょっとさ…色々、抱え過ぎちゃって」

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「元気にはやってるよ。ホラ見て、冒険者になったばかりなのに
 もう転生したんだ。大変だったけど、友達が助けてくれたんだよ
 それからね、私自分のお店を始めたの。リベルタス堂って言ってね、
 何でも屋…みたいなお店かな?魔法具の販売も一緒にしてて、
 前に話した皆で毎日頑張ってるよ」



「…頑張ってるけどその結果が出なくて、誰にも見向きもして貰えなかったり、
 自分が臆病なせいで、人の輪に入れなかったり、それで勝手に傷ついて、
 でも我慢しちゃって、どんどん深みにはまっちゃって、壊れそうだった
 だから、ここで全部吐き出してしまえば、また歩けるかなー…って、思ってさ
 …自分勝手で、ゴメンね…?でも、少しだけで良いから…
 少しだけ、私の言葉を聞いてくれる…?」







「…って、思うんだ。んー…長くなっちゃったね、話
 遠慮せずに話せると思ったら、ついつい話し過ぎちゃったかな?
 でも折角だし、もう少し…」

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『あー、話してる最中に悪いが、ちょっと良いか?』

「………もしかして、神様?」

『おぅ。直接行けないもんでな、媒体越しで悪いな』

「それは良いけど…どうしたの?」

『えーっとだな…その、大事な墓参りだから店は任せろ、なんて言ったが…
 なんだ…予想以上にお前のパートナー達の抗議が凄くてな…
 本当に申し訳ないんだが、早めに戻ってくれないか…?』

「皆に内緒で来ちゃったからね、怒って当然か
 …でも、まだ心の整理が尽かないんだ。もう少しだけ待って欲しい」

「(うん…まだ、まだ帰れそうにない…。
  皆、私が勝手なことをしたから怒ってるかな…
  怖いな、帰るの。面と向かって言われたらどうしよう
 「見損なった」「自分勝手だ」「もう付き合ってられない」
  …どうしてこう、私って駄目なんだろうなぁ…分かってた筈なのに、
  また同じことを繰り返しちゃう…それなのに…それなのに………)」




「あぁ、もうっ!見ていられませんわっ!!」



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「先程から見ていれば…どうして貴女という人はっ!」

「え、あ、アルカード…?何で…」

「思い出星の力で独立できるようになったとはいえ、
 あれだけ心の中で嘆かれては嫌でも聞こえますわよ!」

「あ、そっか…一応、まだ私の心にもいるもんね…
 煩くしてごめんn「そういうことを言ってるんじゃありませんの!」え、えー…」

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「ビブリア様、アルカはあなた様が本当に心配なんですよ?勿論、私だって」

「そこは別に言わなくてもいいんですのよ、もう…」

「清姫…そんなに、心配掛けちゃった?」

「心配…そうですね。でも、それ以上にとても『寂しい』んです」

「…寂しい?」

ss20161129_235129.jpg

「全く、貴方がこんな退屈なことに苦しんでるなんて思わなかったわ
 ちょっと犬、貴方もなんとか言ってやりなさい」

「しかし…同じ悩みでも、どれだけ傷付くかは人それぞれだ…
 それを責めるのはどうだろうか。そして犬じゃない
 それより、俺は相棒に黙って来てしまったんだが
 この場合h「男のくせに小さいこと言わないで頂戴、アレするわよ」むっ…」

「2人まで…えっと、これは一体…」

「今、貴方は「評価されない」「行動に移せない」「我慢してしまう」といった
『己の劣等感』について悩んでる、ということで間違いないのね?」

「………うん」

「次に、貴方がそう考えるようになった「きっかけ」は?」

「きっかけ…?」

「誰かに何かされたのか?」

「…ううん、されてないよ。何もされなかったから…が、正しいのかな…
 友達と一緒にいたのに自分だけ輪に入れなかった時とか、
 自分では頑張ったのに、それを褒めて欲しかったのに見てすら貰えなかった時とか、
 間違ってることでも、その人との関係が壊れたり、問題が起きたりするのが嫌で
 黙って我慢した時とか…何時だったかは、もう覚えてないけどね
 そういう時に「あぁ、私って見られてないんだなぁ」「臆病者だな」って…」

「…はぁっ。つくづく嘆かわしいわ」

「嘆かわしい…そこまで言うの…」

「ビブリア、貴方はもっと周りを見なさい」

「………周りって?」

「その、お前は見られてない、と感じてるようだが…
 お前を見てる奴が、少なくとも此処にいることを分かって欲しい」

「私達はいつもビブリア様が頑張ってること、好きな物に対する熱意、
 あなた様の真面目さや優しさ、誰かを想う気持ち、それをいつも見てますよ
 そのことをお伝え出来てなかったせいで、 あなた様に不安な想いを
 させてしまったのなら、それは私達にも責任があります」

「確かに、貴方も直すべき点はありますわ。でも、全て貴方が悪い訳ではありませんの
 少しくらい、言いたいことを素直にお言いなさいな
 本当に仲良くしたい相手なら尚更、お互いの本音の部分で語らなければ
 伝わるものも伝わりませんわよ?
 …貴方は、貴方が思ってる以上に、誰かに必要とされる方ですのよ
 だから自分を軽んじてはいけませんの。いいですわね?」

「…」

「本当に助けが欲しいなら言いなさい、助けてあげなくもないわ
 代償は…まぁ、その時に考えるわ。 嘘か本当かは内緒だけど、
 甘い悪魔の言葉でも良いなら慰めてあげる…♪」

「悩み事や愚痴があるなら、俺で良ければ好きなだけ付き合おう
 他ならないお前の頼みなら、いつまでだって聞いてやる、
 一緒に悩んでやる、涙が止まるまで傍に居てやる」

「…」

「ちょっと犬、さり気なく口説くんじゃないわよ」

「Σむっ…!?いや、そんなことは」

「あははー…ワーウルフってば、どさくさに紛れてもー…
 狼のお肉って美味しいのかしらー…」

「清姫、落ち着きなさいな。メフィストも、こんな時に冗談はおやめなさいな」

「あら、どうして?」

「もうっ!大事なお話中ですのよ!場の空気を考えてですね…」




「…えへへ、皆ありがとね」



「…ビブリア様?」

「そこまで言われたら、今度は見てくれてることに気付けなかったことが
 悔やまれるなぁ…。本当、ゴメンね?」

「…どうやら吹っ切れたようね」

「うん、お陰様で。そっかー…私、ちゃんと見て貰えてたんだよね
 目先の評価ばかりに必死になって、好かれたい想いばかりで
 好きでいてくれてる人のことを無視しちゃってた
 それで勝手に悩んでたなんて、なんだか馬鹿らしいや」

「気付いて貰うことと気付くことは難しいんだ、向き不向きもあるだろうしな」

「優しいなぁ、ホントに…。でも、もう大丈夫
 見てくれる人がいるって分かったんなら、その人達の為に
 また頑張らないとねー」

「これだけ心配させたんですもの、頑張って頂かなくては困りますわ
 …また、あの笑顔を見せて頂戴ね?

「アルカ今、何か言いましたかー?」

「いっ、いえ…なんでもありませんわ…!」

「よーし、それじゃあ帰ろうかな。お店の皆も心配だしねー」

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「…じゃあ、またね」



「ところで他の皆は?」
「受付嬢の手伝いやリベルタス堂の収拾に行って貰ってますの」
「確かローレライだけは打ち合わせがどうの、って言ってましたけど」
「俺は相棒のクエスト中に急に連れて来られてだな…」
「いつまでも煩いわね、そんなにアレされたいの?」
「あはは…大丈夫かなー…」







<リベルタス堂・入口>

ビブリア顔2
ビブリア「(うーん、まずは勝手に里帰りした件について皆に謝って、
      心配を掛けたことも謝って、ロアの皆にお礼言って、それから…)」

ゾル顔1
ゾル「あれ、ビブリアも今帰ったの?」

ビブリア顔1
ビブリア「あ、ゾル君…うん、ただいま。ゾル君もおかえり
     えっと…確か、クエストに行ってたんだっけ?」

ゾル顔2
ゾル「…もしかして、ワーウルフの奴も帰ってる?」

ビブリア顔2
ビブリア「えっ…あー…そのー…(しまった…ゴメン、ウルフさん…)」

ゾル顔2
ゾル「…彼への説教は後でもいいか(ガサゴソッ…
   それよりビブリア、はいコレ」

ビブリア顔2
ビブリア「? 何これ、小包み?誰から?」

ゾル顔2
ゾル「ボク自身も言いたくないし、渡してきた本人が匿名希望だってさ」

ビブリア顔2
ビブリア「なにそれ怖い。えー…少なくとも、知ってる人だよね?」

ゾル顔2
ゾル「まぁね。…あぁ、不本意だけど伝言も預かってるよ」

ビブリア顔2
ビブリア「不本意なんだ…どんな?」



『不安なら、後ろを振り返ってみて欲しいな』



ビブリア顔2
ビブリア「(後ろ…?後ろ…背後…背中………もしかして…?)」

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ビブリア「(………まさか、ね?)」

ビブリア顔2
ビブリア「(仕事でしか接点ないし、いくら優しくてもここまではしないか…
      でも、もしそうだったらうr………あれ、何で私こんなことを…?)」

ゾル顔2
ゾル「…アイツは嫌いだ(ボソッ

ビブリア顔1
ビブリア「ゾル君、何か言った?」

ゾル顔1
ゾル「…どうやって仕置きをしようかな、ってね。ウルフちょっとー」

ビブリア顔1
ビブリア「あはははっ…その、お手柔らかにね?」




さーて、私もまた歩き出そう。

私のことだ、また不安に駆られて駄目になるかもしれない。

でも、その時は…手を差し伸べてくれる人がいる。

だからきっと大丈夫。

…そう、思っていいんだよね?


「ただいまー」





~あとがき~

タイトルにもある通り、少し前の「気持ちの投影」の続きのお話でした。
今回出てきたセリフは、私が…ではなく、
私が不安で駄目になってる時に頂いた言葉をお借りしたり、
友人から頂いた言葉を使わせて頂きました。
皆様ありがとうございます。弱い私で、ご迷惑をお掛けしてスミマセン;

何かあるとすぐに劣等感や不安感に襲われる私、
その(半分くらい)分身であるビブリアも影響を受けます。
でもきっと、気付けてなかっただけで沢山の人に支えられて
今日まで過ごしてるんだなぁ、と2人で痛感。
それを文章にしてみました。…重っ苦しくてスミマセン(;´∀`)
そして皆々様には心から感謝です♪

今はすっかり元気になりました!
だから言いますが、今回のこだわりはビブリアの衣装です(
ずっと温めてたお気に入りコーデをやっと解禁できて嬉しいです(*´ω`)b
それからロア達は…うん、我が家にいるの4人しか居なくて;
でも「心」で繋がってるから隠し事できなさそうだなぁ…と、出演ですw

心のモヤモヤもなくなり、お話も無事に更新!
お気に入りコーデも出せて何やらフラグも乱立(←)したし、
今回はここまでです!
面倒臭いお話&中の人にお付き合い頂き、
ホントにホントにありがとうございます!!
当ブログは、これからも頑張りますよー(/・ω・)/

はじめの第一歩

「しかし、アンタもタイミングが悪かったね」

ギーゴ顔1
ギーゴ「今日は家の連中、全員出てるんだからねー
    まぁ、アタイ達も知らずに来ちゃったんだけどさ」

ワーウルフ顔1
ワーウルフ「買い物、と言っていたからな。すぐに帰るとは思うぞ。
      それまで何か飲むか?一応、副業として
      飲食店を任されてる。好きなものを言ってくれ」

アルカナ顔3
アイアス「僕等、よく此処で集まって話すんだ☆同じ職員同士、
     愚痴を言い合ったり、ね?お兄さんの料理も美味しいし、
     相棒は違っても、やっぱり共感するところは多いからねー」

ワーウルフ顔6
ワーウルフ「むぅ…褒めてくれるのは有り難いが、大したサービスは出来ないぞ」

アルカナ顔1
アイアス「あっはっはっ☆いつも通りでいいよ、お兄さんは真面目だな~
     ホラ、キミも遠慮しないでこっちに来たら?
     せっかくだし、皆が帰るまで一緒に世間話でもどうだい?
     …あ、そういえばギーゴの話で止まってたんだっけ?」

ギーゴ顔2
ギーゴ「あぁ、そうだったね。よし、じゃあアンタにも分かるよう
    また1から話すとしようか。
    まず、これはアタイの可愛いカワイイ娘ニドの話だけど…」





<数か月前>

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ニドエッグ「うぅっ…ギーゴママ…どこ…はぐれちゃったし…」

ニド顔 4
ニドエッグ「ひっぐ…ママ、どこぉ…?ガサァッ
      Σピッ!?…うぅ、こっこわくなんかねーし…こわくなんか…
      ぎっ…ギーゴママぁ…!!」

ガサガサァッ
「あー、やっと集まったー」

エラトス顔2
エラトス「ったくー、肉と卵と果物の調達だけなのにドロップ率悪過ぎだろー
     この時間あれば何品作れると思ってんだ、手こずらせやがって
     あー、人の身体ってのは不便だなー………ん?」

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エラトス「こんな所に1人でどうしたー?森の中には不釣り合いな格好だし、
     それに…泣いてるのか?ケガしてるなら手当てできるぞ?」

ニド顔1
ニドエッグ「え、あ、えと、ばか…!」

エラトス顔2
エラトス「開口一番にそれはないだろ」

ニド顔1
ニドエッグ「ママに言われてるし、知らない奴には気を付けろって
      特に男には気を付けろって…あれ?お前は男?女?どっち?」

エラトス顔1
エラトス「あー…実際にはどっちでもあってどっちでもないんだが、
     一応こっちの姿の時は男ってことになってるな
     そういうお前は…なんだ、人間じゃないのか
     モンスター…それも小柄な、なんか卵みたいな外見だなー…」

ニド顔2
ニドエッグ「…お前の話、よくわかんないし。わかるように話せし」

エラトス顔7
エラトス「あぁ、すまんすまん。まぁ俺、男だから警戒しなきゃだなー
    (性別の有無とか本来の姿が見えるとか、モンスターとはいえ子供だ
     難しい話だよなー…)」

ニド顔1
ニドエッグ「お前、変だし。全然弱そうだし。何かあっても倒せそうだし」

エラトス顔2
エラトス「食材調達しにきただけなのに何だこの言われ様…
     これでも冒険者なんだからなー」ブゥ~ン…

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エラトス「しかしキラービー多いなぁ…ん、どうした?」

ニド顔2
ニドエッグ「あたし、ハチ嫌いだし。ピカピカしてないけど襲ってくるかもしんないし
      わんぱんでよゆーだけど、でも気を付けなきゃだし。こわくねーし」

エラトス顔1
エラトス「あー、そういうことか…。キラービーは手出ししなければ安全だが、
     まぁ良いだろう…よし、俺が倒してきてやるよ」

ニド顔1
ニドエッグ「Σえ!?お、お前弱そうだし、無理しないほうがいいし…!
      あいつ等急に向かってくるし、危ないし!」

エラトス顔1
エラトス「その弱そうとお前、というのはやめて欲しいところだな
     俺はエラトス、こう見えても冒険者で…本職は土地神だ」

ニド顔1
ニドエッグ「? えっと、エラトス?は、紙なの…?」

エラトス顔2
エラトス「字が違うかなー」

ニド顔1
ニドエッグ「?? でも、どうやって倒す…?あたし戦いたくないし」

エラトス顔1
エラトス「そんなの武器で1発やれば…あ、しまった剣も槍も置いてきてしまった…
     仕方ない、こいつでいいか…(ガサゴソ」

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ニドエッグ「…お前、おたまで戦う気?」

エラトス顔3
エラトス「おぅっ!すぐ終わらせてやるからなー」

ニド顔2
ニドエッグ「…本当に大丈夫?助けてなんてあg「よっと」

バシィンッ!!
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エラトス顔1
エラトス「んー、やはり鈍器は職業的にはイマイチかぁ…次は包丁にするか
     あ、終わったぞー?」

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ニドエッグ「…エラトス、実は強かったし。ビックリだし
      おたまなのに倒すとか凄いし、ママには負けるけどかっこよかったし」

エラトス顔3
エラトス「はっはっはっ!そうかそうか、素直で宜しい!
     ちびっ子、お前は中々見る目があるぞー」

ニド顔2
ニドエッグ「ちびっ子ちがうし、あたしニドエッグだし。ママはニドって呼ぶし」

エラトス顔1
エラトス「そうか、じゃあニドエッグ。結局、お前は此処で何をしてたんだ?
     そのママとやらとは、一緒じゃないのか?」

ニド顔1
ニドエッグ「…ママと一緒にお仕事してたし。でも、帰る途中ではぐれたし
      あくろぽりすまでの近道って聞いたから、この森に入ったし」

エラトス顔1
エラトス「ほぉ~、母親の手伝いとは感心だな。ふーむ、なるほど…
     アクロポリスなら俺も帰る途中だし、一緒に行くか?」

ニド顔1
ニドエッグ「ほんと!…あ、でもママ探さなきゃだし…」

エラトス顔7
エラトス「こういう時は拠点…うーん、家とか会社とか帰る場所ってところか?
     1回戻ってみるのが得策かもな。もしかしたら戻ってるかもしれないぞ」

ニド顔1
ニドエッグ「かんぱにーに戻ればいいの?わかったし、1回帰るし」

エラトス顔1
エラトス「まぁ、此処で会ったのも何かの縁だ。送ってやるよ
    (ん?そういえば今「かんぱにー」って…何処かで聞いたような…)」





<アクロポリス・アップタウン>

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ガイドマシーン「おヤ、お客様…と、ニドエッグさん?ご無事だっタのですね…!
        ギーゴさんが心配されテましたヨ?」

エラトス顔2
エラトス「(この鉄人形、喋るものだったのか…)あー、その、
     この子を送り届けに来たってことで、1回上がってもいいか?」




<タイニー・かんぱにー>

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タイ兄さん「おぅ、よーきたで。ワイは代表のノーデンス・タイニー、
      タイ兄さんでええで?今回はうちのもんが世話になったなー」

エラトス顔1
エラトス「ただの気まぐれだ、気にするな。…しかしアレだな、
     随分とまた不可思議な存在が…ニドエッグ、お前の父親か?」

ニド顔2
ニドエッグ「そんなのパパなわけねーし。ギーゴママだけだし」

エラトス顔2
エラトス「スマン、言ってみたかっただけだ…。さて、とにかくだ
     大丈夫そうだし、俺はそろそr「ニドォーーーッ!!」

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ギーゴ「ガイドマシーンが、ニドが帰ってきたって!ニド!ニド、どこだい!!?」

ニド顔3
ニドエッグ「ギーゴママ!」

ギーゴ顔3
ギーゴ「!! ニド!!ケガは?お腹空いてない?
    1人で怖かっただろ、あぁでも無事に帰って来てくれて良かった…!!」

エラトス顔1
エラトス「(ニドエッグの母親か…コイツもモンスター?
      鳥…赤くて、少し厳つい感じの…何なんだ、この街は
      やけに人間の外見を模したモンスターが多いな…
      まぁ、俺も似たようなものか…人間のフリした土地神だからな)」

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ニドエッグ「あ、ギーゴママあのねっ。エラトスに送ってもらったの…
      エラトス凄いし、強いし、いっぱいお話したし」

ギーゴ顔1
ギーゴ「エラトス…?」

エラトス顔1
エラトス「おー、アンタがこの子の母親かー
     この度は随分とs「お前かぁーーーっ!!」えっ」

バシィーーーンッ!!
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エラトス「Σぐはぁっ!!」

エラトス顔4
エラトス「何をするか貴様はぁーーーっ!!」

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ギーゴ「黙れ、この誘拐犯めっ!うちのニドが可愛いからって、
    よくも連れ回してくれたね!さぁ、覚悟しな!!」

ニド顔1
ニドエッグ「ママ違うよ?エラトスは、送ってくれただけだし
      あと、ハチから助けてくれたし。悪い人じゃないよ、ほんとだよ…?」

ギーゴ顔1
ギーゴ「…そうなのかい?」

エラトス顔4
エラトス「仮に誘拐犯だとして、何処に誘拐した子を送り届ける犯人がいるんだよ
     俺は森で迷子になってるこの子を送っただけの善良な冒険者だ」

ギーゴ顔6
ギーゴ「そっそうか、すまなかったね…ニドが心配で、つい誤解しちゃったよ…
    うん、ニドも無事みたいだし、むしろ恩人に酷いことしちゃったね…」

エラトス顔1
エラトス「…まぁ、子供を心配する気持ちは少なからず分かるからな
     この再会に免じて、さっきのは許してやるよ。神は慈悲深いからな」

ギーゴ顔1
ギーゴ「ニド、本当に何もされなかったんだね?「どういう意味だコラ」

ニド顔1
ニドエッグ「あい。紙がどうの言ってるけど、それ以外は大丈夫だったし
      おたまで戦ってたけど、それ以外は変じゃなかったし」

エラトス顔2
エラトス「(親子揃って、何だこの言われ様は…実際、神だってのに失礼だなー…)
     あ、そういえば。なぁ、1つ聞きたいんだが、
     此処ってもしかしてタイニー・かんぱにーって場所か?」

ギーゴ顔1
ギーゴ「そうだけど…何だい、アンタ知らずに来たのかい?」

エラトス顔3
エラトス「いやー、アップタウンにあることしか聞いてなくてなー…でも良かったぜ!
     なぁ、ここにドミニオンの女の子が居る筈なんだが、知らないか?
     髪が長くて、帽子に赤い装いなんだが…」

ニド顔1
ニドエッグ「…もしかして、ビブリアの知り合い?」

エラトス顔1
エラトス「おぅ、俺はあの子の…そうだな、保護者ってところかな?
     最近こっちに来たんだが、あの子の仕事ぶりでも見ようかと思ってな
     ついでに昼食の差し入れでも、と思ってるんだが…」

ギーゴ顔1
ギーゴ「ビブリアなら、さっきご飯食べに出て行ったよ?」

エラトス顔4
エラトス「Σなにっ!?」

ギーゴ顔1
ギーゴ「入れ違いになっちまったみたいだね…まぁ、仕方ないね」

エラトス顔5
エラトス「くそ~…折角作ったのに無駄足だったのかよー…
     仕方ない。場所は分かったし、また今度差し入れするか…」

ニド顔1
ニドエッグ「持って帰るの?なら、あたし食べたいし
      いっぱい歩いてお腹空いたし」

エラトス顔3
エラトス「おっ、食べてくれるか!よし、好きなだけ食べてくれー!」

ギーゴ顔3
ギーゴ「ちょ、そんな見ず知らずの奴の手料理なんか…!」

ニド顔3
ニドエッグ「美味しそうだし!ママも一緒に食べるし!」

エラトス顔3
エラトス「サラダとポタージュとハンバーグサンドだが、好き嫌いあるかー?」

ギーゴ顔3
ギーゴ「Σハンバーグ!!」







ギーゴ顔2
ギーゴ「こうして、アタイとニドはあいつ…エラトスと仕事することにしたのさ
    強いし、面倒見は良いし、ニドも気に入ってるし、料理も美味しい
    こうして話すと恥ずかしいけど、いい思い出だね…
    ホント、エラトスと出会えて良かったよ」

アルカナ顔1
アイアス「…つまり、胃袋をガッチリ捕まれたってことだね?
     普通は男女逆な気もするけど、水を差しちゃマズイよね☆」

ワーウルフ顔5
ワーウルフ「だが確かに、エラトスの調理技術は大したものだ
      俺の相棒も言っていたが、並みの実力では到底敵わないらしい
      なるほど…料理とは一種の実力なのか…」

アルカナ顔4
アイアス「あ、キミも少しズレてるね…。コレ純粋にただの一目惚れってやつじゃ…
     あれ?どうかしたのかい?さっきから黙り込んじゃって」



「ねぇ、ウィスプ?」


ウィスプ顔7
ウィスプ「…いえ、ただちょっと。皆さん、本当にパートナーさんのことを
     大事にされてるんだなぁと」

アルカナ顔1
アイアス「…まぁ、そうだね。ボクは彼女に救われた、と言っても良い程の恩がある
     ギーゴは彼という存在そのものに魅了され、惹かれてる
     お兄さんも、唯一無二の存在と出会い、一緒にいる
     大まかな部分は一緒なんだよね、ボク達って」

ワーウルフ顔2
ワーウルフ「あぁ。元を辿ればビブリアとの出会いに始まり、
      そこから多くの出会いを得た。そしてその出会いは、
      今では手放すことの出来ない、かけがえの無いものとなった」

ギーゴ顔7
ギーゴ「細かい理由は色々あるのかもしれないけど、今こうしているのは
    やっぱり大事なパートナーと一緒にいたい、それだけなんだろうね
    少なくとも、アタイ達はそんな連中なのさ」

ウィスプ顔8
ウィスプ「ふふ、まるでマンガみたいで素敵ですね…♪
     私も…そんな風に、なれるでしょうか?」

アルカナ顔2
アイアス「それはキミ次第、かな☆何事もやってみなきゃね」

ワーウルフ顔1
ワーウルフ「しかし、相棒は…その、基本的に無頓着だからな
      少し困難かもしれないが、出来る限りの協力はしよう」

ガチャッ

ギーゴ顔1
ギーゴ「お、言ってたら帰ってきたみたいだね?お邪魔してるよ
    …なんだ、1人なのか?」

ゾル顔1
ゾル「あぁ、いや…それより、家主もいないのに
   随分と賑やかじゃないか。ボク等への愚痴でも言ってたの?」

アルカナ顔3
アイアス「んー、そんな感じかな?それより…ホラ、ウィスプ」

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ウィスプ「…あ、あのっ、ゾリューシュカさん…ですか?」

ゾル顔2
ゾル「? そうだけど、どちら様?」

ウィスプ顔1
ウィスプ「えっと、初めまして、私ウィスプって言います…。
     アルカナハートさんやギーゴさんと同じアルマです…」

ゾル顔1
ゾル「あぁ、大陸の洞窟にいる…で、そんなアルマが僕に何の用?」

ウィスプ顔2
ウィスプ「はい、あの、この雑誌の…あ、ココです!
     この絵を描かれたのが、貴方だと聞いたのですが…」

ゾル顔2
ゾル「どれ…。…あぁ、ビブリアに頼まれて描いたやつか…
   確かにボクが描いたよ、仕事でね。それが何か?」

ウィスプ顔4
ウィスプ「わぁっ!本当にお会いできるなんて!感激です!!
     私、マンガ以外でこんなに作品を好きになったのは初めてで、
     だから1度、お会いしてみたかったんですゾリューシュカ先生!!」

ゾル顔2
ゾル「…そう、ありがとう」

ウィスプ顔3
ウィスプ「…あの!もし、もし良ければ…その、これからは
     先生に会いに来ても良いですか、定期的に…
     少しなら描くお手伝いも出来ると思いますし、
     迷惑にならないようにします…!だから、あの…」

ワーウルフ顔1
ワーウルフ「相棒、俺からも頼む」

ゾル顔2
ゾル「ウルフまで…急に来て、いきなり先生呼びされて、
   そしたら通う許可ってなんなのさ一体…
   此処はビブリアのお店であって、ボクに出入りの許可なんて
   取ってどうするのさ。あと、先生なんて大したものじゃないし」

ウィスプ顔6
ウィスプ「ひっ、ごめんなさい…。…やっぱり、ご迷惑でしたよね
     すみません、1人で舞い上がってしまって…すぐに帰りますね…」

ゾル顔2
ゾル「…はぁっ。好きにすれば」

ウィスプ顔1
ウィスプ「!」

ゾル顔1
ゾル「ビブリアが出入りして良いって言うなら、ボクだって文句はないし
   それに、まぁ、慕われるのは、悪い気はしない…かな」

ウィスプ顔8
ウィスプ「あっ…ありがとうございます…!えへへ、やったぁ…♪
     その、宜しくお願いしますね、ゾリューシュカ先生」

ゾル顔1
ゾル「だから先生じゃ…めんどうだから良いや、もう」

ワーウルフ顔2
ワーウルフ「俺からも礼を言うぞ、ありがとう相棒」

ギーゴ顔2
ギーゴ「良かったじゃないかウィスプ、おめでとう」

アルカナ顔3
アイアス「多分ビブリアならOKだろうし、これでまた賑やかになるね♪」

ウィスプ顔7
ウィスプ「はい♪皆さん、本当にありがとうございます」





ゾル顔2
ゾル「(もしかして、2人が入って来ないのってこういうこと?)」






~あとがき~

お久しぶりです、亀更新でゴメンナサイー(´;ω;`)
新年最初は酉年!と、いうことでギーゴ&ニドとエラトスの出会いのエピソードを!
イベント通りの出会いも良いですが、どうせなら違うのもアリかなーっと
楽しく書いてみた次第ですwギーゴママ→→→エラトス、くらいのアレです(

そしてウィスプちゃん!彼女は一昨年?に、なるんでしょうか
イベントの時から気にはなってたのですが、確率2倍でもお迎え出来ず
密かに寂しい想いをしてた記憶が…。
でも、そんな想いがあったからこそ!こうしてお迎え出来て嬉しいです(*^^*)
ようこそウィスプちゃん!!
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マンガ好きのウィスプちゃんと、描くのが好きなゾル君、
今後2人がどうなるのかこうご期待!
それでは、今回はこれにて!読んで頂き、ありがとうございます!!

エアECOサミット会場案内!

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「うぅ~…寒い~…早朝さむいよ~…」

「なら、お昼からにすればいいのに…何だってこんな朝早くに?」

「だって、人が居る時だと写真撮れないもの
 仕事とはいえ、他人への迷惑行為はやめましょう、だよ」

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「あ、会場へはコレで移動します」

「寒いのにオープンカーなんだ」

「他にないんだもん…」






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「さて、無事に会場に到着ですよアルカナ君!」

「どう見ても僕達の職場、タイニー・かんぱにーだよね?
 本当にココなのかい?その、「エアECOサミット」…だっけ?その会場」

「まぁ、自分のお庭や飛空城でって人も多いだろうけど、
 かんぱにーでそれっぽく!…って、人も少なくないと思うから

 今回の目的は、本日12月10日に開催されるイベント、
 「エアECOサミット」会場の案内!
 少しでも気分を盛り上げられるよう、なんかそれっぽい設定付けて
 会場っぽくココかんぱにーを案内するよー」

「ところで上着はどうしたんだい?」

「ホカホカ石かってきたので大丈夫!」

「(あぁ、狩ってきたのか…)ボクが呼ばれたのは?」

「人気者のキミが居た方が、この案内も読んでもらえるかな~と」
 
「え、そんな理由「さーて案内はじめるよー!!」…はーい」






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「私(というか中の人)も「混色PALLET」ってサークルで参加してるので、
 作品展示だったりスケブだったりをひっそりながらやりますよー!
 ニドとギーゴが受付してくれてるスペースが目印です♪」

「わぁ、キミ達も呼ばれてたんだ☆」

「せっかくのお祭りらしいからな」

「お祭り、楽しみ…」

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「あ、お隣のウィスプちゃんにもご挨拶しなきゃ…
 今日はよろしくお願いしまーす」

「はっはい、こちらこそっ」

「ウィスプちゃんはECOサミの達人だからね」

「好きだもんね、マンガ☆」





「さてと、会場の案内だけどねアルカナ君」

「参加スペース意外にもあるのかい?」

「うん。まずはー…」

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「ちょっとしたドリンク類なら、クリスタルさんとアーチンのスペースで
 すぐに買えるので、人混みの心配もいらないよ」

「あ、それはいいね♪」

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「仮に迷子になった、あるいは友達が迷子に…って場合は、
 シューちゃんのスペースが迷子センターなのでご安心下さい」

「ならないのが1番だけどね~」

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「それからベイヤールがドレッサー貸してくれるらしいから、
 メイク直しやコスプレして参加!…なんてことも出来るよー♪」

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「そんな訳でアスモデウス(軽装Ver.)だよ!」

「どういう訳なの?オリジナルにアレンジまでしてるし…」

「駄目?じゃあ…」

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「アルカナハート・アルマ♀」

「複雑」

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「じゃあ、2Pギーゴ・アルマでどうだ!」

「俺まで巻き込むなよ」

タッタッタッタッ…

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「…見つけました」

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「主様、探しましたよ」

「イザナミ?まだ開始時刻じゃないよ?」

「いえ、下の用意が出来ておりますのでお呼びに参りました」

「あ、いけない忘れてた!」






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「所変わって、地下1階へやって来ました!」

「来るのは初めてかなぁ」

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「お待ちしておりましたわ!さぁ、コチラへどうぞ!!」

「席への案内、ご苦労様~」

「席って?」

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「地下1階のメインはイートインスペース、
 なので彼女には席への案内をお願いしてるのです…話聞いてる?」

「(下の階はこうなってるのか…なるほどね…)」

「…コホンッ。イートインスペースでは、今日限定のフードをエアに販売します」

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「ちなみに私がウェイターで」

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「あっちが調理担当」

「彼、コスプレ要因じゃなかったんだね☆」

メニューテンプレ (4)メニューテンプレ (3)メニューテンプレ (5)メニューテンプレ (2)メニューテンプレ (6)メニューテンプレ (7)

「コチラがメニュー表!今日限定の、憑依研究チームのコラボメニューだよ~
 画像小さいので、1枚ずつクリックして読んでね?」

「うわ、全部考えたの?エアなのに?」

「こういう、地味だけど小道具とか考えるの好きだから…
 全体的に出来は残念かもだけど、そこはまぁ…気持ちの問題かなって!」

「コレ作る時間があったなら、もっと作品つくr「んっ?」あ、いや、別に…」

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「ちなみに注文を受けてから食材を用意するので、どれも新鮮だよ」

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「あと、ウェイター服は和風Ver.も用意したから飽きないよ、私が!」

「キミが、なんだ…。んー、でももう少しパンチが欲しいかな~?」

「パンチ…」

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「こういう事ですか!!」

やめて…そうじゃなくてさ」

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「どうせならこうしたり…」

「Σぎゃっ!!」

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「『良ければ、ご一緒に自分も注文してみませんか…?』
 …なんて、やってみたら面白そうじゃない☆」

「それはキミのようなイケメンだからこその技だから!
 女子がやっても意味ないから!!
 あと実践しなくていいから、ちょ、2人も微笑ましそうに見てないで助けて!?」







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「…我の注文はまだ来ぬのか?」




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「丁度良いので医務室の説明も。もし気分が悪くなったら、
 リリムがベッドを貸してくれるそうなのでお気軽にどうぞ」

「(まさか倒れるとは思わなかった…)」

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「万が一倒れた時は、俺が医務室まで導こう!いつでも声を掛けると良い!!」

「あ、また今度お願いするね~…」

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「まぁ、でも、本当に体調が悪い時は無理はしないで下さいね?
 どんなに楽しいお祭りも、体調不良じゃ楽しめませんから」

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「お祭りは夜まで続くので、少しでも異変を感じたらすぐに休みましょう」

「でないと閉会式が終わるまで眠り続けちゃうからね、この子みたいに」

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「アルカナ君。私、なるべくならキミの綺麗な顔を傷付けたくないのだけれど
 …その辺、どうかしら?ん?」

「ゴメン、今のはボクが悪かったよ…」





「さてさて、長くなったけど案内は以上です
 …少しでも気分出せたかな?これでも頑張ったつもりだけど」

「どうだろうね~?…でも、1番は自分が楽しむことじゃないかな」

「…うん、そうだね」

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「それでは皆様、本日の「エアECOサミット」楽しんでいきましょう!
 スペースNo.48「混色PALLET」からの余興でした!!」

「良ければ展示も見に来てね♪」


気持ちの投影

ふと、感じてしまうことがある。

私は確かに、そこにいる。

なのに、そこには私は映っていなくて。

気付いて欲しいけど、そんな勇気が出せなくて。

自分勝手、押し付け、我儘、そんな言葉が頭を過る。

吐き出してしまえば、きっと私はまた見放されるだろう。

これまでもそうだった、だからきっと、これからもそうなんだ。

そう思い、また、今日も気持ちを飲み込んだ。







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「(こんな風に考えてしまうから、私は大人になりきれないんだろうな…)」



エラトス顔1
エラトス「おっ、いたいた…。お前、寒がりのくせに外好きだな」

ビブリア顔1
ビブリア「…うん。ほら、私って意外に乙女趣味なところもあるからさ、
     ちょっと天体観測でもってね…そういう神様は?何か用事?」

エラトス顔7
エラトス「なーに、頃合いになったから一緒にどうかなーってな」

ビブリア顔2
ビブリア「…それは?」


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エラトス「去年の今頃から漬け込んでた、手製のギンモクセイ酒さ
     酒にギンモクセイ、俺の場合だと一緒にハーブとかライムとかも漬け込んで
     作る手作り酒だな。まぁ、一般的にはキンモクセイで作るもんだけどな」

ビブリア顔2
ビブリア「神様、食べないけどお酒は飲むんだね」

エラトス顔1
エラトス「必要としないだけで、純粋に楽しみたい時は飲み食いもするぞ?
     まっ、たまには神様の戯れに付き合えよ」

ビブリア顔1
ビブリア「…うん、ちょっとだけね」







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エラトス「こうしてお前と酒を飲む日が来るとはなぁ…あんな子供だったのに」

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ビブリア「…そうだね」

エラトス顔1
エラトス「まぁ…俺にとっての一瞬は、お前達人間の数年だもんな
     数年もあれば流石に成長もするか、特にここ1年なんかは…」

ビブリア顔2
ビブリア「…」

エラトス顔2
エラトス「…まったく、お前という奴は(ハァッ…」



「おーい、ビブリアー」


ビブリア顔1
ビブリア「何、神さ、ま…?あれ…その姿…」

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エラトス「いいから、ホラこっちおいで」

ビブリア顔2
ビブリア「え、でも、どうしたの急に…?何で元の姿になんて…」

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エラトス「いいから来いっての(ガバッ」

ビブリア顔4
ビブリア「わっ、ちょっと何s「こういう時は、吐き出したって良いんだぞ」…え?」


「大好きな人達と居るのに、自分だけ輪に入れないのは寂しいよな
 入りたくても、何のことか分かんない。入って良い時じゃない
 そして何より、入る為の勇気が出せない
 そう思ってしまうと、急に自分は必要でないように思えてきて、
 自分が勝手に思い込んでるだけって分かってても、泣きたくなるよな
 そんな時に誰かが幸せだと、その誰かを憎まずにはいられない…分かるよ

 でも、きっとそれを吐き出してしまうと向こうには
 『自分勝手な主張だ』『それはただの我儘だ』『自分から動けば良いのに』
 なんて、言われそうだよな。でも違うんだよ
 世の中、皆がみんな動くことが出来るわけじゃない
 どうしても、動きたくても動けない奴だっているんだよ
 後先考えずに思いをぶつけることも、まぁ1つの選択肢だろうな
 でも今の関係が崩れるのだけは嫌で、だから今ここで自分が堪えれば
 それで良い、と思って我慢する奴もいるんだよな…お前みたいに

 『言わないと分かんない』と、思われるだろうな。でも、言えないんだよな
 自分が勝手に思ってしまったこと、だと分かってしまってるから
 相手が好きだからこそ、こんな自分勝手を押し付ける訳にはいかないから
 自分だって同じことをしてきただろう、それでも普段通りに接してくれてるのに
 自分だけこんなことを言うのは間違ってる、と考えてしまうから

 でも、もしかしたら分かってくれるかもしれない
 ほんの少しでも、気持ちを汲み取ってくれてるかもしれない
 そんな淡い期待があるからこそ、この思いを飲み込むんだよな
 ケンカや争い、事件の原因ってのは、どちらか一方だけとは限らないよな
 事を起こした方が悪者にされるが、でもきっかけは相手の場合もある
 理由もなく怒り、悲しむことは…まぁ、断言はできないが無いだろうな
 そんな時、それを相手は気付いてくれるか?いや、まず無いよな
 相手には『一方的にされた』『何の前触れもなく』と、こんな風にしか思わないさ
 『相手にされたことは許せない、けど自分にも非があったのかもしれない』
 そう思って欲しいけど、そうもいかないよな
 人間、全く同じ目線の奴なんていないんだから。必ずどこかで違ってくるさ

 …お前はこれまでも、そしてこれからも思いを飲み込んでいくんだろうな
 昔、堪え切れずに思いを吐き出した結果…見放されてしまったから
 誰にも考えを分かってもらえなかったから
 どうするのが良いのか分からないから
 どうしても、そう簡単に変わることが出来ないことがあるから…」



エラトス顔1
エラトス「よっと…まぁ、でも…だ
     思いを吐き出せる誰かがいるんなら、そいつに愚痴ってしまう方が良いぞ
     やはり、我慢するよりはさっさと出してしまう方が気持ちも回復早いしな?
     そして言う相手は、何も人に限らなくても良いんだ
     ただ聞いてくれるだけで良いのなら、動物や植物、人形だって何だって良い
     …要するに、だ」


エラトス顔7
エラトス「あんまり、我慢し過ぎるなよ?」




ss20161115_021429 (3)
ビブリア「…やっぱり、神様には隠せないんだね。強く、ありたいのにな…
     ゴメン、もうちょっとだけ…うっ…」

エラトス顔1
エラトス「好きなだけすれば良い。少なくとも、ビブリアにとっての
     吐き出せる相手が俺であるなら、思いっきり出せばいいさ
     本来、土地神なんて信者の声聞くしかやってないもんだしな
     落ち着くまで、全部聞いてやるさ…酒でも飲みながら、な」

ビブリア顔5
ビブリア「……神様、あのさ」






<翌朝>

ビュート顔2
ビュート「おはようございます、謁見の方がお見えになってますよ姫ぎ…み?」

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エラトス「おー、おはようさんダンビュライト…と、ギーゴか?
     今日は仕事ないぞ?出勤ミスか?」

ギーゴ顔3
ギーゴ「アタイは今日はビブリアに用があって来たんだよ!
    まぁ、朝からアンタに合えたのは嬉しいんだけどね…

エラトス顔1
エラトス「どうしたギーゴ?体調悪いのかー?」

ギーゴ顔1
ギーゴ「なっ、なんでもない!!それより、ビブリアはどうしたんだい?
    ニドの新しい服の相談したいんだけど…」

ビュート顔1
ビュート「もしや、まだお眠りですか?でしたら、すぐに起こして参りますが…」

エラトス顔2
エラトス「あー、いや、アイツさ…」





「故郷…ドミニオン界に帰ったんだよ」    







~あとがき~

こう、書き始めた時はこういう想いが渦巻いてて、
でも書き終わる頃には気持ちも落ち着いてたので、なんと言いますか…
話が暗いっ!!
自分で自分を慰める用の話だったので、ぶっちゃけ公開するのは悩みましたが
「私はこういう人間です!」という、謎のアピールとして載せてみますw

ビブリアは中の人と半分だけシンクロしてる存在なので、
中の人のこういった思いや考え、感情なんかがそのまま出たりします。
違うとすれば、それを受け入れてくれる相手がいるかどうか、ですかね?
彼女にとってのそれは、神様ことエラトスです。
やはり育ての親、というか絶対の信頼を寄せている相手だからか、
今回の様に素直になれるのは彼だけなんでしょうね、今の所

さてさて、謎の伏線を張った所で今回はここまで!
重っ苦しい話にお付き合い頂き、本当にありがとうございます&ゴメンナサイ<(_ _)>
プロフィール

yamimui

Author:yamimui
エミルクロニクルオンラインの
二次創作小説ブログです。
自己満足で作ったモノなので、
読む際は自己責任で…

荒らしやクレーム等は
ご遠慮下さい!!

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